Sawachi Project絵付けWS

電柱の上すれすれに飛来するB29から雨の様に降り注がれる焼夷弾をかいくぐりながらリヤカーに荷物を乗せて、赤子を背負い、必死に荒川の橋を渡り埼玉に逃げてきた話を祖父母からよく聞かされていた。今日は、イギリスのコルチェスターにあるFirstsite で、さまざまな理由で郷土から離れイギリスに渡ってきた方々と皿鉢の絵付けをするワークショップを行ったのだが、朝、ホテルを出る直前にふと祖父母の話を思い出したらば、東京大空襲の日だった。
日曜日は誰も結構忙しくて、Refugee の方々もそれぞれの用事が済んでからスタジオに来ることになってたから、ワークショップは10時半頃から17時頃まで途切れなく続いた。7カ国(ネパール、インド、シリア、カリビアン、バングラデシュ、モーリシャス、中国)からの移民難民とイギリス人が参加。皿鉢について説明してDiverse皿鉢を作る為のワークショップで面白いでしょ!と話すと、本当に皆んな関心を持って楽しみながら取り組んでくれた。来週の皿鉢パーティーには、もっと沢山の民族料理が集まって賑やかな”おきゃく”になりそうだ。佐川町から持参したお茶を飲みながら、色々なお茶の話しに膨らみ、お茶畑の写真を見せると似た景色がみんなの故郷にもあり、茶摘みの話しに展開していく。
人が少なくなってきて、私も手が空きはじめた頃に、今朝思い出した事をふと話してみたら、バングラデシュからの難民の方が自国の大量殺戮についてポロポロっと伝えてくれた。色々なRefugee の方々と自分の文化で自分にとって大切な事をテーマに絵付けしながら話していると、自国の美しさ競争みたいな感じになり、フルーツがどれだけ大きいかとか、果物の皮が肉厚でどれだけ中身が小さいのかとか、川で獲れる魚の大きさがどれだけ大きいかとか、たわいもないけれどもそういう事が大切なんだなあと、改めて気づかされたのだけれども、そういう事から遠く離れざるおえなくなることが彼らにとってどれだけ大きな損失なのかという事を同時に想像することができた。英語が私よりできない人も結構いたから、一緒に絵を書いくのは良いコミュニケーションだった。来週は一緒に皿鉢料理作り。
その前に明日は窯入れ。皿の仕上がりが楽しみ。

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