「そーまのたらい」展 @九州芸文館開始!

「そーまのたらい」展 @九州芸文館が7/1より始まりました。
いやはや、この2ヶ月間、食事と寝る時以外は作品制作に全力投球し、開催に漕ぎ着ける事が出来ました!高知県佐川町に引っ越してきて1年ちょっと。新参者にも関わらず、この間に知り合った方々から本当にパワフルで沢山の協力を頂いて、感謝し尽くせないです。

今回の作品では、楠、樫、椎といったあまり流通していない木をふんだんに使い、つまりほとんどの材は自分たちの手で丸太から製材したものばかりで、とても手がかかりましたが、他には無い仕上がりになってます。
展示構成は九州芸文館の前を流れる矢部川の治水事業の歴史とそれにまつわる逸話が入り組んだ、ファンタジーとしても、史実としても読み取れる仕掛けになってます。約400年前、柳川藩の奉行だった田尻惣馬は氾濫する矢部川を半切り(たらい)で下り、水流を見極めたと言います。その治水工事は昼夜を問わず突貫で行われ、鬼奉行と呼ばれたそうです。思い返せばまあ、今回の展覧会準備もまさにそんな突貫な感じでした。あっ、それは毎度の事かも。。。

今回もKOSUGE1-16の例に漏れず動く作品で構成されてます。手作りの動く作品というのは、作品がアートパフォーマンスしているんだよという要素もあると思っているのですが、今回、メインの作品「たらいゴーラウンド」は、ハナカタマサキ作曲の陽気なリズムに乗りながら自転車の動力で動きます。「キジキジマシーンヤベコース」「パタパタ羽犬」も大人気で、それもこれも、ギャラリーを訪れる子供達をはじめとする皆さんの笑顔を見ると、少しはほっとするのですが、それでも展覧会の会期中というのは気が休まらないもんです。キジキジマシーンは治水事業とキジ車がモチーフの素朴な遊びですが、奥が深く、遊べば遊ぶほど楽しい作品です。パタパタ羽犬は九州芸文館を含む筑後エリアの4会場に設置しており、スタンプラリー形式になってますが、揃うとスペシャルな羽犬キジ車をゲットできるくじ引き(空くじ無し)にエントリーできます。
また、地域の方々の矢部川にまつわる活動や表現を紹介するコーナーも設けており、とても興味深い内容となってます。
7月末から8月末にかけては手作りの乗物でレースをするSoma’s tub race のワークショップもはじまります。
是非とも、多くの人に足を運んで頂きたいです。

さてさて、しばらくの間、うちの子供達に何もしてあげられなかったので、家に戻ったら、先月の父の日に子供達から貰った土佐打ちの包丁で何か美味しいものでも作ってあげたいなと考えつつ、帰路についてます。本日夕方に飛行機で離陸後の福岡は一部で観測史上最大の雨量の予報もあるようですが、田尻惣馬の遺構を含む治水の歴史が大雨から町を守ってくれることを祈ってます。

(テキスト:土谷)

写真クレジット:1枚目 、9枚目 長野聡史

http://www.kyushu-geibun.jp/main/3107.html

「そーまのたらい展」

2017年7月1日(土)〜8月27日(日)
【会場】九州芸文館 大交流室
【休館日】月曜日[ただし7月17日(月・祝)開館、翌18日(火)休館]
【開場時間】10:00〜17:00
【サテライト会場】うなぎの寝床、旧八女郡役所、筑後川防災施設くるめウス、MEIJIKAN *サテライト会場の開場日時は各施設の営業日時通り(MEIJIKANは10:00〜17:00)
【入場料】無料(関連イベントは一部有料)

【主催】ちくごアートファーム計画実行委員会(福岡県、福岡県教育委員会、福岡県立美術館、筑後市、筑後市教育委員会、筑後商工会議所、NPO法人芸術の森デザイン会議、「ちくごJR芸術の郷」事業団)

【共催】九州芸文館美術展実行委員会、西日本新聞社
【協力】株式会社うなぎの寝床、大原建設株式会社、九州産業大学、黒岩じるし、高知県佐川町、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所、さかわ発明ラボ、山海興業、筑後川防災施設くるめウス、筑後市立古島小学校、塗る女、有限会社明治館、NPO法人八女空き家再生スイッチ、柳川市教育委員会、柳川古文書館、吉成工業株式会社、BUGHAUS、issue+design、株式会社VUILD design & management、磯崎道佳、古賀邦雄(古賀河川図書館)、西森徹、ハナカタマサキ、馬場紘一、山千代航
【助成】公益財団法人福岡文化財団
【企画】三満田巧(キュレーター)
【広報物デザイン】CITRUS

平成29年度 文化庁 地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業

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