長者町の山車

長者町との関わりも6年目。あいちトリエンナーレ2010で制作した山車はその後、長者町のものとなりお祭りの時に毎年組立てられて町を練歩く。
色々な楽器が参加するオリジナルのおはやしが鳴る。辻(曲がり角)では竹を敷き詰めて力で押し切る。アーケードをくぐるときは力で屋根を下げて踏ん張る。小さな軌道修正は呼吸を合わせて左右に力でプッシュする。そして祭りが終わったらまた解体する。なんとも面倒なプロセスを沢山の方々が熱く支えてくれている。

人手もお金も場所も時間もかかる。当然ながら町の中で毎年様々な議論もおきる。
でも少しずつ様々な方々の支えのもとでバージョンアップし続けている。既にKOSUGE1-16が直接手がけた姿とはまた別のものになっている。町の人も入れ替わる。壊れた部材も交換されている。新陳代謝している。

毎年この日に集まる人々がいる。山車を曳くときしか会うことがないし名前もうる覚えだが、今年も会えた事で自然と笑顔になる。

打ち上げでは色々な苦労話や意見が出てくる。
会話から普段では見えない山車を通した町の姿が浮かび上がる。
形式型の山車ではなくて、実践型の山車だからやってみないと分からない。
これら全てが長者町のオリジナル。
※あいざわさんの写真、毎年すごくいいです!